ORIONEWORLD
*ダウジングロッドで鑑定します*
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Hさんの不思議体験 2
友人と話しながら歩き始めたら、あの赤い女性のことは忘れてしまった(と思う)。
5分ほど歩いて、バスが通る少し大きい道路に出た。
5分ほど歩いて、バスが通る少し大きい道路に出た。
しばらくすると見通しが良くなり、左手前方のバス停に、2~3人並んでいるのが見えた。
その人たちを視野に捉えながら歩いて行き、バス停の前まで来たその時、
そこに赤い女性がいるのに気付いた。
私はものすごく驚いて、
「あの人、さっきすれ違った人だよね?なんでここにいるの?さっきまでいなかったよね?」
と、友人に聞いていた。
友人も、「さっきの人だ」と気付いたが、
バス停にいることに関しては、「それがどうかしたの?」という反応だった。
その反応に、あれ?とは思ったが、
この時私の頭の中は、女性が「どうやってここに来たのか」でいっぱいになっていた。
さっき、女性が歩いていったカーブミラーの先は、このバス停とは反対方向だ。
あの後、急いで引き返して来たのだろうか?
だとしても・・・。
確かに、私の家の辺りから、バス停のあるこの道路に繋がる道は、
私が知っているだけで3つある。
私たちが通らなかった道を使ったとしても、例えどんなに急いだとしても、
多少なりとも私たちの前後を歩くことになるはず。
私たちは、横道からバス通りに出てきた女性を見ていないし、
前を歩いている女性も見ていない。
ましてや、女性に追い越されてもいない。
私は、自分が歩いてきた景色を思い返した。
バス停のある場所は見通しのいい所にあって、かなり手前からバス停を見ていた。
その時、そこに女性の姿はなかった。
女性に気付いたのは、バス停の前を通り過ぎる瞬間だ。
私たちに気付かれずに、どうやってここに来たんだろう?
単に、私が気付かなかっただけ?
もしかして、他にも道があった?
いろんな可能性が、頭の中を駆け巡った。
赤い女性は、直立不動でバス停にいる。
列の一番後ろ、一人だけ少し離れて立っている。
顔を見ようとしたが、目深にかぶっている帽子が邪魔をして、表情は見えなかった。
このバス停は、この地域の入り口のような感じの所に置かれていて、
ここから道が二手に分かれる。
バスは直進して行き、私たちは川沿いの少し湾曲した道を進んで行く。
川沿いの道の片側には家が並び、もう片方は川が流れているだけで、
視界を遮るものは何もない。
振り返ると、今まで歩いてきた道とバス停を、ほぼ正面に見ることが出来る。
私は何度も振り返って、バス停に並ぶ女性を見た。
こうなったら、バスに乗るかどうかを確認しなければ、と思った。
最終的に、バス停には5~6人が並んでいたと思う。
女性は最後尾にいる。
これ以上進むと、バス停に並ぶ人が見えにくくなるギリギリの所で、バスが来てくれた。
次々と乗り込む姿が、バスの窓越しに見える。
少し遠いけど、あの赤い服なら絶対わかるはず!
だけど・・・あれ?赤い服がバスに乗り込んだ様子がない。見逃した?
慌ててバスの中を探したが、赤い服が見当たらない。
乗らなかったってこと?
バスの周囲も見渡したが、赤い服で歩いている人はどこにもいない。
どうなってるの?
バスが出て行った後のバス停には、誰の姿もなかった。
あの赤い女性は、どこに行ってしまったんだろう。
ただ、疑問だけが残った。
つづく
その人たちを視野に捉えながら歩いて行き、バス停の前まで来たその時、
そこに赤い女性がいるのに気付いた。
私はものすごく驚いて、
「あの人、さっきすれ違った人だよね?なんでここにいるの?さっきまでいなかったよね?」
と、友人に聞いていた。
友人も、「さっきの人だ」と気付いたが、
バス停にいることに関しては、「それがどうかしたの?」という反応だった。
その反応に、あれ?とは思ったが、
この時私の頭の中は、女性が「どうやってここに来たのか」でいっぱいになっていた。
さっき、女性が歩いていったカーブミラーの先は、このバス停とは反対方向だ。
あの後、急いで引き返して来たのだろうか?
だとしても・・・。
確かに、私の家の辺りから、バス停のあるこの道路に繋がる道は、
私が知っているだけで3つある。
私たちが通らなかった道を使ったとしても、例えどんなに急いだとしても、
多少なりとも私たちの前後を歩くことになるはず。
私たちは、横道からバス通りに出てきた女性を見ていないし、
前を歩いている女性も見ていない。
ましてや、女性に追い越されてもいない。
私は、自分が歩いてきた景色を思い返した。
バス停のある場所は見通しのいい所にあって、かなり手前からバス停を見ていた。
その時、そこに女性の姿はなかった。
女性に気付いたのは、バス停の前を通り過ぎる瞬間だ。
私たちに気付かれずに、どうやってここに来たんだろう?
単に、私が気付かなかっただけ?
もしかして、他にも道があった?
いろんな可能性が、頭の中を駆け巡った。
赤い女性は、直立不動でバス停にいる。
列の一番後ろ、一人だけ少し離れて立っている。
顔を見ようとしたが、目深にかぶっている帽子が邪魔をして、表情は見えなかった。
このバス停は、この地域の入り口のような感じの所に置かれていて、
ここから道が二手に分かれる。
バスは直進して行き、私たちは川沿いの少し湾曲した道を進んで行く。
川沿いの道の片側には家が並び、もう片方は川が流れているだけで、
視界を遮るものは何もない。
振り返ると、今まで歩いてきた道とバス停を、ほぼ正面に見ることが出来る。
私は何度も振り返って、バス停に並ぶ女性を見た。
こうなったら、バスに乗るかどうかを確認しなければ、と思った。
最終的に、バス停には5~6人が並んでいたと思う。
女性は最後尾にいる。
これ以上進むと、バス停に並ぶ人が見えにくくなるギリギリの所で、バスが来てくれた。
次々と乗り込む姿が、バスの窓越しに見える。
少し遠いけど、あの赤い服なら絶対わかるはず!
だけど・・・あれ?赤い服がバスに乗り込んだ様子がない。見逃した?
慌ててバスの中を探したが、赤い服が見当たらない。
乗らなかったってこと?
バスの周囲も見渡したが、赤い服で歩いている人はどこにもいない。
どうなってるの?
バスが出て行った後のバス停には、誰の姿もなかった。
あの赤い女性は、どこに行ってしまったんだろう。
ただ、疑問だけが残った。
つづく
コメント
§ 続きが
気になるっ!!
§ Re: 続きが
気になるよね~
長いので分けたけど
引っ張りすぎかな?
長いので分けたけど
引っ張りすぎかな?
§ いや、
続きを待ってるドキドキ感もまた楽し♪
§ Re: いや、
なら、よかった~
ありがとう。
ありがとう。
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